結婚式「お車代」封筒の書き方マナー!新郎新婦・ゲスト側もこれで安心


結婚式に列席してくれた方へ贈る**「お車代」**。遠方から来てくれたゲストや、受付・スピーチなど特別な役割をお願いした方への感謝の気持ちとして渡す大切なものです。しかし、「封筒の書き方が分からない」「どんなマナーがあるんだろう?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

「お祝いごとだから失礼があってはいけないし…」そう考えている新郎新婦はもちろん、急にお車代を渡すことになったゲスト側も、スマートに対応できるよう、この記事では「お車代」の封筒の書き方マナーを、イラストを交えて分かりやすく解説します。これで準備も当日も安心です!


そもそも「お車代」ってどんな時に渡すの?

「お車代」とは、結婚式に出席してくれたゲストや、披露宴で特別な役割を担ってくれた方へ、交通費や宿泊費、またはその手間賃として渡すお金のことです。

「お車代」を渡す主なケース

  • 遠方からのゲスト: 新幹線や飛行機を利用して遠方から来てくれた親族や友人。交通費の全額、または一部を負担する意味合いで渡します。宿泊が必要な場合は、宿泊費も考慮に入れるとより丁寧です。
  • 主賓・乾杯の挨拶・祝辞などをお願いした方: 披露宴で重要な役割を担ってくれた方への感謝の気持ちとして渡します。交通費の有無に関わらず、お礼として包むのが一般的です。
  • 受付や余興、二次会の幹事などをお願いした方: 新郎新婦に代わって当日動いてくれた方へのお礼として渡します。
  • 遠方からの親族: 交通費の負担だけでなく、親族として列席してくれることへの敬意を表して渡す場合もあります。

これが基本!「お車代」封筒の書き方マナー(表書き・裏書き)

お車代を入れる封筒は、ご祝儀袋のように水引が付いているものや、シンプルな白無地の封筒など、いくつかの種類があります。ここでは、どの封筒にも共通する基本的な書き方をご紹介します。

表書きの基本

お車代の封筒は、ご祝儀袋と同じく、水引の下に名前を書くのが基本です。

  1. 水引の種類:
    • 結び切り(一度結ぶとほどけない形): 「二度と繰り返さない」という意味合いがあり、結婚式のお祝いにふさわしい水引です。
    • あわじ結び: 結び切りと同様に「一度きり」という意味合いがあり、慶事に幅広く使われます。
    • 本数: 5本や7本、10本が一般的です。結婚祝いでは「夫婦がひとつになる」という意味で10本の水引を選ぶことが多いですが、お車代なら5本や7本でもOKです。
    • : 金銀または紅白を選びましょう。
  2. 表書きの種類:
    • 「御車代」: 最も一般的で、どのような相手にも使える表書きです。
    • 「御礼」: 受付やスピーチなど、役割をお願いした方へ渡す場合に使える表書きです。
    • 「寿」: 格式を重んじる場合や、親族などへの敬意を表す際に使われることもあります。
  3. 名前:
    • 新郎新婦の連名: 水引の下中央に、新郎の姓を右に、新婦の姓を左に書くのが一般的です。新郎新婦それぞれのゲストに渡す場合は、それぞれの姓のみでも構いません。
    • 新郎または新婦の姓のみ: どちらかのゲストへの場合は、その方の姓のみでもOKです。
    • 差出人氏名: 連名または姓のみで、水引の下に少し小さめに記載します。

【イラストで確認!】表書きの例

                 御車代
        ---------------------
          ○○(新郎の姓) ○○(新婦の姓)

新郎新婦の姓を水引の下にバランスよく配置します。

裏書きの基本

裏面には、金額と差出人の住所・氏名を記載します。

  1. 金額:
    • 「金○○圓」と書く: 大字(旧字体)で記載するのが正式なマナーです。
      • 壱(いち)、弐(に)、参(さん)、伍(ご)、萬(まん)など
      • 例: 金壱萬圓(10,000円)、金伍阡圓(5,000円)
    • 中袋がある場合は、中袋の表に金額、裏に住所・氏名を記載し、外袋の裏面には何も書かなくてもOKです。
  2. 差出人住所・氏名:
    • 封筒の左下に、渡す側の氏名(新郎新婦の連名または姓のみ)と住所を記載します。中袋がある場合は、中袋の裏に記載すれば、外袋は不要です。

【イラストで確認!】裏書きの例(中袋なしの場合)

                     裏面
      +-----------------------------+
      |                             |
      |                             |
      |       金 弐萬圓             |
      |                             |
      |    〒123-4567               |
      |    東京都○○区△△ 1-2-3     |
      |    ○○(新郎の姓)○○(新婦の姓)|
      +-----------------------------+

金額は大字で書き、その下に住所と氏名を記載します。

【重要!】筆記具について

  • 毛筆または筆ペン: 正式なご祝儀袋と同様に、毛筆や筆ペンで書くのが最も丁寧です。
  • 濃い黒の墨: 薄墨は弔事用なので、必ず濃い黒の墨を使いましょう。
  • インクジェットプリンターもOK: 最近では、プリンターで印刷する方も増えています。その場合も、黒色で読みやすいフォントを選びましょう。

実際にお車代を渡す時のマナー

封筒の準備ができたら、実際に渡す時のマナーも確認しておきましょう。

  1. タイミング:
    • 受付を通る前: 遠方ゲストなど、受付より先に渡すべき場合は、受付を通る前に渡すのがスマートです。
    • 披露宴開宴前: 受付やスピーチ担当者へは、開宴前に親族や受付担当者を通して渡してもらうのが一般的です。
    • 閉宴後: 新郎新婦が直接渡す場合は、お見送りの際に渡すこともあります。
  2. 渡し方:
    • 袱紗(ふくさ)に包んで渡す: ご祝儀と同じく、袱紗に包んで渡すとより丁寧です。
    • 一言添える: 「本日は遠いところをありがとうございます」「先日は受付ありがとうございました」など、感謝の気持ちを一言添えて渡しましょう。
    • 渡す人: 基本的に、新郎側のゲストには新郎の親、新婦側のゲストには新婦の親、あるいは新郎新婦本人から渡します。当日バタバタする場合は、信頼できる兄弟姉妹などに頼むこともあります。

金額の目安

お車代の金額は、相手との関係性や距離、役割によって異なります。

  • 遠方ゲスト: 交通費の半額〜全額(きりの良い金額に切り上げて)+宿泊費。5,000円、10,000円、20,000円などのきりの良い金額が一般的です。
  • 主賓・乾杯の挨拶: 10,000円〜30,000円が目安。
  • 受付・余興・幹事: 3,000円〜10,000円が目安。

【ポイント】

金額が少額(3,000円〜5,000円程度)の場合は、水引のないポチ袋や、シンプルな白無地の封筒に「御車代」と書いても失礼にはあたりません。ただし、その場合も新札を用意するのがマナーです。


まとめ:感謝の気持ちを伝える「お車代」をスマートに!

結婚式のお車代は、ゲストへの感謝の気持ちを伝える大切なもの。封筒の書き方や渡し方のマナーを知っておくことで、失礼なくスマートに感謝の気持ちを伝えることができます。

  • 表書きは「御車代」が一般的、新郎新婦の連名で。
  • 裏書きは金額を大字で、差出人の住所・氏名を記載。
  • 筆ペンや毛筆で濃い黒の墨を使用。
  • 渡すタイミングや渡し方もTPOに合わせて。

これらのポイントを押さえて、あなたの大切な結婚式が、ゲストにとっても心温まる一日となるよう、準備を進めてくださいね!

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