家族が入院した方へ。心遣いが伝わる言葉とビジネスメール例文7選
大切なご家族の入院は、ご本人にとっても、そのご家族にとっても大変なことです。もし、職場の同僚や取引先の方のご家族が入院されたと知ったら、どんな言葉をかけたら良いのか、ビジネスシーンで失礼なく、それでいて温かいメッセージを送るにはどうしたら良いのか、悩んでしまいますよね。
ここでは、ご家族が入院された方へかける言葉のポイントと、状況に合わせたビジネスメールの例文を7パターンご紹介します。あなたの心遣いが伝わる一言で、そっと相手を支えましょう。
家族が入院した方へ言葉をかける際のポイント
直接声をかける時も、メールを送る時も、以下のポイントを意識すると、相手への配慮が伝わりやすくなります。
- お見舞いの気持ちを伝える: まずは、相手の家族の健康を気遣う気持ち、心配している気持ちを素直に伝えましょう。
- 相手を気遣う言葉を添える: 家族が入院すると、看病や手続きなどでご本人も心身ともに疲れてしまいます。「無理しないでください」「ご自身の体も大切に」といったねぎらいの言葉が響きます。
- 具体的な手助けを申し出る(できる範囲で): 仕事のサポートなど、具体的に手伝えることがあれば「何かできることがあれば言ってください」と伝えるのも良いでしょう。ただし、相手に気を遣わせないよう、押し付けがましくならないように注意が必要です。
- プライベートな深入りはしない: 状況を詳しく聞きたくなる気持ちは抑え、相手が話したがるまで、入院の経緯や病状について深掘りしないのがマナーです。
- 励ましすぎない: 「頑張って」という言葉が、かえってプレッシャーになることもあります。相手の状況を察し、寄り添う姿勢を見せましょう。
- 簡潔に、温かく: 長文にならないよう、簡潔にまとめることを心がけましょう。
【状況別】ビジネスメール例文7選
ここでは、ビジネスシーンでのメール例文を、状況別に7パターンご紹介します。
1. 家族の入院を初めて知った時(同僚・部下へ)
件名:ご連絡拝見しました/お見舞い申し上げます
〇〇さん
ご連絡拝見いたしました。
ご家族のご入院、心よりお見舞い申し上げます。
〇〇さんご自身も大変な時期かと思いますので、どうぞご無理なさらないでください。
仕事のことは、皆でフォローしますのでご安心ください。
何か困ったことがあれば、いつでも遠慮なくお声がけくださいね。
一日も早いご回復を心よりお祈りしております。
署名
2. 少し落ち着いた頃の状況伺い(同僚・部下へ)
件名:いかがお過ごしでしょうか
〇〇さん
その後、ご家族の皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。
日々の看病やお見舞い、大変なことと存じます。
〇〇さんご自身の体調も崩されないよう、どうぞご自愛ください。
仕事で何か困ったことや、手伝えることがあれば、いつでも遠慮なく頼ってくださいね。
引き続き、一日も早いご回復をお祈りしております。
署名
3. 取引先の方へ(ご家族の入院を知った時)
件名:〇〇様(相手の苗字)ご家族様のお見舞いについて
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社△△の□□です。
この度は、貴社〇〇様のご家族様のご入院の件、心よりお見舞い申し上げます。
〇〇様におかれましても、大変ご心労のことと存じます。
どうぞご無理をなさらず、ご自身の体調にも十分お気をつけください。
業務の件につきましては、私どもでできることがございましたら、何なりとお申し付けください。
一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
署名
4. 出張や休暇中の同僚へ(安否確認も兼ねて)
件名:〇〇さん、お変わりありませんか
〇〇さん
お疲れ様です。△△です。
ご家族のご入院、ご連絡ありがとうございます。
大変な状況と存じますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
どうぞご無理なさらず、ご自身の体調を最優先にしてくださいね。
仕事の件は、こちらで対応できておりますのでご安心ください。
何かあれば、またいつでも連絡をください。
一日も早いご回復を心よりお祈りしております。
署名
5. 簡潔に気持ちを伝えたい時(社内向けなど)
件名:お見舞い申し上げます
〇〇さん
ご家族のご入院、心よりお見舞い申し上げます。
どうぞご無理なさらないでくださいね。
一日も早いご回復をお祈りしております。
署名
6. 退院が決まったと聞いた時(同僚・部下へ)
件名:ご退院おめでとうございます
〇〇さん
ご家族様のご退院の報、心よりお祝い申し上げます。
本当に良かったですね!
〇〇さんご自身も、大変お疲れ様でした。
これからはご自宅での療養となりますので、焦らずゆっくりと回復に向かわれることを願っております。
〇〇さんも、引き続きご無理なさらないでくださいね。
また改めて、ご家族様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
署名
7. お見舞いのお礼の返信をする時(ビジネス)
件名:Re: ご連絡拝見しました/お見舞いありがとうございます
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社△△の□□です。
この度は、ご丁寧なお見舞いのお心遣いをいただき、誠にありがとうございます。
温かいお言葉をいただき、大変励みになります。
幸い、家族の容体は安定しており、快方に向かっております。
皆様にご心配をおかけし、大変申し訳ございません。
業務につきましても、ご配慮いただき恐縮です。
ご迷惑をおかけしないよう努めてまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
まずは略儀ながらメールにて御礼申し上げます。
署名
まとめ:相手に寄り添う言葉が、何よりの支えに
ご家族の入院は、想像以上に心身に負担がかかるものです。そんな時だからこそ、周囲からの温かい言葉や気遣いが、何よりの支えになります。
今回ご紹介した例文を参考に、相手の状況に寄り添ったメッセージを贈ってみてください。あなたの心遣いが、きっと相手の心に届くはずです。