これで完璧!結婚式お呼ばれマナーの基本と当日までに知っておくべきこと
友人や親戚の結婚式に招待されたら、嬉しい気持ちと同時に「どんな服装で行けばいいの?」「ご祝儀ってどうするんだっけ?」と、あれこれ不安になる人もいるかもしれませんね。結婚式は、新郎新婦にとって一生に一度の大切な日。ゲストとして、心から祝福する気持ちとともに、ふさわしいマナーで参加することが何よりも大切です。
この記事では、結婚式のお呼ばれで知っておくべき基本的なマナーから、当日の立ち居振る舞い、そして直前でも確認しておきたい準備まで、これさえ読めばOKという情報をぎゅっと凝縮してご紹介します。
1. 招待状が届いたら:返信と事前準備のマナー
招待状は、結婚式への「参加意思」を問う大切なものです。受け取ったら、早めの返信を心がけましょう。
返信ハガキの書き方と注意点
- 返信は2〜3日以内、遅くとも1週間以内が目安です。新郎新婦は出欠によって席次や料理の準備を進めるので、早めの返信が喜ばれます。
- 黒のペンで丁寧に記入しましょう。お祝い事なので、黒以外の色やボールペン、修正液の使用は避けるのが一般的です。
- 「御芳名」「御出席」などの「御」の字を二重線で消すのがマナーです。自分の名前の後の「行」や「宛」も同様に消して「様」に直しましょう。
- メッセージ欄にはお祝いの言葉を添えると、より気持ちが伝わります。欠席する場合も、お祝いの言葉と欠席理由(病気や弔事など、具体的な内容はぼかして)を丁寧に書きましょう。
事前の確認事項
- 服装・持ち物: 結婚式の会場(ホテル、レストラン、専門式場など)や、挙式スタイル(教会式、神前式、人前式など)によって、ふさわしい服装は異なります。事前に確認しておきましょう。持ち物については後述します。
- ご祝儀の準備: 金額相場を確認し、新札で用意します。
2. 結婚式当日の服装マナー:NGとOKをチェック!
お祝いの気持ちを表す大切な服装。マナーを守って、素敵な装いで参加しましょう。
これだけは避けたい!NGな服装
- 白系のドレス: 花嫁の色なので、純白はもちろん、オフホワイトやアイボリーも避けましょう。
- 全身真っ黒: 喪服を連想させるため、黒いドレスを選ぶ場合は、明るい色の羽織りものや小物で華やかさをプラスします。
- 過度な露出: 昼間の結婚式では、肩出しや膝上丈のミニスカートはNGです。ノースリーブの場合はボレロやストールで肩を覆いましょう。
- カジュアルすぎる素材: デニム、綿、麻などの普段着素材、また動物の殺生を連想させるアニマル柄、ファー、革製品(フェイク含む)も避けましょう。
- 足元: つま先が見えるサンダルやミュール、ブーツはフォーマルな場には不適切です。必ずつま先の隠れるパンプスを選び、ストッキングを着用しましょう(素足はNG)。
- 派手すぎるアクセサリー: ティアラや花嫁より目立つ大ぶりのアクセサリーは避け、上品なパールや小ぶりのダイヤなどがおすすめです。
20代〜30代におすすめの服装
- 女性:
- ドレス: ネイビー、ベージュ、グレー、くすみカラーなど、落ち着いた色味のAラインやIラインのワンピースが定番です。レースやシフォン素材で華やかさをプラスしましょう。丈は膝下〜ミモレ丈が上品です。
- パンツドレス・セットアップ: スタイリッシュで動きやすいパンツドレスも人気です。上品な素材やデザインを選び、アクセサリーで華やかに仕上げましょう。
- 羽織り: ボレロやストールは必須アイテム。ドレスに合わせた色や素材を選びましょう。
- 男性:
- スーツ: ダークカラーのスーツが基本です。結婚式では、光沢のある素材や柄の入ったネクタイ、チーフなどで華やかさを演出できます。
- シャツ: 白や淡い色の無地が一般的です。
- 靴: 革靴を着用し、靴下はスーツの色に合わせましょう。
持ち物チェックリスト
- ご祝儀: 新札で用意し、袱紗(ふくさ)に包んで持参しましょう。
- パーティバッグ: 小さめで上品なデザインを選びます。サブバッグも用意しておくと安心です(会場ではクロークへ)。
- ご祝儀とは別の小銭: クローク代や、もしもの時のタクシー代など。
- スマホ・モバイルバッテリー
- お化粧直しグッズ
- ハンカチ・ティッシュ
- 予備のストッキング
- カメラ(スマホ可)
3. 当日の振る舞い:失礼のないようスマートに
会場での立ち居振る舞いも、お祝いの気持ちを伝える大切な要素です。
受付でのマナー
- 開場15分前〜開場時間頃に到着するのが目安です。早すぎても準備の邪魔になることがあります。
- **ご祝儀を袱紗から取り出し、両手で渡します。**この時、新郎新婦のどちらか知り合いの方の名前が読めるように向きを変えて渡しましょう。
- **「本日は誠におめでとうございます」**など、お祝いの言葉を簡潔に伝えます。
- 芳名帳に記帳し、案内に従って控室へ向かいます。
挙式・披露宴中のマナー
- 写真撮影: 挙式中は、フラッシュやシャッター音で邪魔にならないよう、撮影が許可された場合のみにしましょう。披露宴中は比較的自由ですが、新郎新婦のメインテーブルにフラッシュを当てるのは避けるなど配慮を。
- 私語: 挙式中はもちろん、披露宴中もスピーチや余興中は静かに耳を傾けましょう。
- 食事: 料理は温かいうちに、適量をいただくのがマナーです。大皿料理の場合は、取り分け用のトングや箸を使い、スマートに取り分けましょう。
- 飲酒: お祝いの席なのでお酒も楽しめますが、飲みすぎには注意し、泥酔して迷惑をかけないようにしましょう。
- 席を立つタイミング: 席を立つのは、スピーチ中や余興中など、注目が集まっている時間は避け、料理の提供中など、邪魔にならないタイミングを選びましょう。
帰り際のマナー
- 新郎新婦やそのご両親に直接挨拶ができる機会があれば、「本日はありがとうございました。末永くお幸せに!」など、感謝とお祝いの言葉を伝えましょう。
- 二次会に参加する場合は、時間を厳守して移動します。
まとめ:あなたの祝福の気持ちが一番大切!
結婚式のお呼ばれマナーはたくさんありますが、一番大切なのは、新郎新婦を心から祝福し、二人の門出を喜ぶ気持ちです。基本的なマナーを理解し、事前にしっかり準備をしておくことで、当日は安心して、そして心ゆくまでお祝いの席を楽しむことができるはずです。
あなたの素敵な笑顔と温かい祝福が、新郎新婦にとって忘れられない一日を彩る大きな要素となるでしょう。