【災害に備える】1週間分の備蓄食料リストと賢い「ローリングストック法」
はじめに:なぜ備蓄が必要なの?
地震や豪雨、台風…。いつどこで災害が起こるかわからない今、日頃から備えておくことがとても大切です。特に、ライフラインが止まってしまうと、私たちは食事に困ってしまいます。コンビニやスーパーもすぐに商品がなくなってしまう可能性も。そんな「もしも」の時に、慌てずに済むように、普段から少しずつ備蓄を始めることをおすすめします。
この記事では、災害に備えるための1週間分の備蓄食料リストを具体的にご紹介します。また、無理なく賢く備蓄を続けるための「ローリングストック法」についても解説します。
1. 備蓄の基本原則:1人1週間分を準備する
災害時に支援物資が届くまでには、最低でも3日、状況によっては1週間以上かかる場合があります。そのため、最低でも1週間分の食料と水を備蓄しておくことが推奨されています。
水の量と食料の目安
水:1人1日3リットルが目安です。飲料水だけでなく、調理や体を拭くためにも必要です。
食料:1日3食分、合計21食分を目安に準備しましょう。
2. 1週間分の備蓄食料リスト
では、具体的にどんなものを備蓄すれば良いのでしょうか?調理器具がなくても食べられるものや、栄養バランスを考えたリストをご紹介します。
主食:エネルギー源となるもの
パックご飯(無洗米も)
カップ麺、乾麺(ラーメン、うどん、そばなど)
パン(ロングライフパンなど)
シリアル
主菜:タンパク質を補給するもの
缶詰(サバ缶、ツナ缶、焼き鳥缶、コンビーフなど)
レトルト食品(カレー、牛丼、シチューなど)
フリーズドライ食品(味噌汁、スープなど)
副菜・その他:栄養補助や気分転換に
野菜ジュース、フルーツ缶
栄養補助食品(カロリーメイト、ゼリー飲料など)
お菓子、チョコレート(糖分は疲労回復に役立ちます)
乾物(高野豆腐、ひじき、わかめなど)
調理器具・調味料
カセットコンロとガスボンベ
ラップ、アルミホイル
塩、砂糖、醤油など
3. 備蓄の盲点!見落としがちな重要アイテム
主食や主菜だけでなく、特別な配慮が必要な家族がいる場合は、以下のものもリストに加えておきましょう。
乳幼児がいる家庭:離乳食、粉ミルク、哺乳瓶、紙おむつなど
アレルギーを持つ方:アレルギー対応の非常食
ペットを飼っている方:ペットフード、水、トイレ用品など
持病がある方:常備薬、非常食の栄養成分チェック
その他:生理用品、ウェットティッシュなど
4. 賢い備蓄方法「ローリングストック法」とは?
「一度にたくさんのものを買うのは大変…」と思うかもしれません。そんな時におすすめなのが「ローリングストック法」です。
ローリングストック法のやり方
非常食として特別なものを買うのではなく、普段食べているものを少し多めに買い置きします。そして、賞味期限が近いものから順に日常の食事で消費し、消費した分だけ補充していくやり方です。
メリット
備蓄品の賞味期限切れを防げる
災害時でも食べ慣れたものを口にできるため安心
災害用の特別な食料を買いそろえる手間や費用がかからない
ローリングストック法は、無理なく備蓄を続けるためのとても便利な方法です。
まとめ:「もしも」の安心を、今日から始めよう!
備蓄は「もしも」の時にあなたと家族を守る、大切な備えです。まずは1週間分を目標に、無理のない範囲で、少しずつ備蓄を始めてみませんか?