断水でも安心!災害時に水を確保し、安全に飲むための全知識
災害時に断水が起きると、命を守る飲料水の確保が最重要課題になります。備蓄が尽きてしまった場合、水道水や生活用水をどう安全に飲むべきか、不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、災害時に水を安全に飲む方法を、煮沸、ろ過、消毒の観点から分かりやすく解説します。
1. 災害時の水源と危険性
災害時に利用できる水源には、以下のようなものがあります。
水道水
風呂水、プールの水
雨水
川や井戸の水
しかし、これらの水は見た目がきれいでも、細菌やウイルス、泥や不純物を含んでいる可能性があり、そのまま飲むのは危険です。特に、災害時の水道水は濁りが発生し、飲めない状態になることがあります。
2. 【基本】水を安全にする3つの方法
災害時に水を安全に****飲む方法として、以下の3つの方法が有効です。
方法1:煮沸する
煮沸は、最も簡単で確実な水の消毒方法です。水に含まれる細菌やウイルスを殺菌できます。
やり方: 鍋やケトルで水を1分以上煮沸します。
注意点: 濁った水は、煮沸しても不純物はなくなりません。また、容器に付着した細菌が再び水を汚染する可能性があるため、清潔な容器に移し替えましょう。
方法2:ろ過する
水をろ過することで、泥やゴミなどの不純物を取り除けます。
水のろ過方法: ペットボトルに綿、布、砂利、砂などを何層にも重ねて簡易フィルターを作れます。市販の携帯浄水器があれば、より効果的にろ過できます。
携帯浄水器の活用: 携帯浄水器は、災害用の持ち出し袋に入れておくと非常に役立つアイテムです。
方法3:消毒する
煮沸が難しい場合、塩素系漂白剤を使って水を消毒する方法もあります。
やり方: 塩素系漂白剤(台所用など)を規定量(水の量に対してごく少量)加え、30分以上放置します。
注意点: 塩素系漂白剤の成分をよく確認し、無駄な成分が含まれていないか確認しましょう。また、濃度を間違えると健康を害する可能性があるため、注意が必要です。
3. 【実践】水源別の安全な飲み水の確保方法
災害時には、限られた飲み水を確保するために、複数の水源を検討することが重要です。
濁った水道水を飲む方法:
濁りがひどい場合は、まずろ過を行い、その後必ず煮沸して安全を確保します。
風呂水や雨水を飲料水にする方法:
風呂水や雨水は、飲むことはできませんが、ろ過と煮沸、または塩素消毒をすれば、飲料水として利用できる可能性があります。
生活用水の確保:
トイレを流したり、食器を洗ったりする生活用水は、風呂水などを活用しましょう。飲用ではないため、ろ過や消毒は不要です。
まとめ
災害時でも水を安全に飲む方法を知っておくことは、自分と家族の命を守る上で不可欠です。この記事を参考に、煮沸やろ過の知識を身につけ、非常用持ち出し袋に携帯浄水器などのアイテムを追加してみませんか?