【命を守る】災害時のデマに惑わされないための見分け方と対策
地震や豪雨などの災害が起きたとき、SNSにはたくさんの情報が飛び交います。その中には、役立つ情報もあれば、命に関わるような危険なデマも含まれていることがあります。
なぜ、災害時にデマは広がりやすいのでしょうか?それは、「不安」や「不確実性」といった心理状態が、不確かな情報を拡散させてしまう大きな原因だからです。
この記事では、災害情報に含まれる嘘を見抜き、冷静に行動するための具体的なSNS デマ 見分け方を解説します。
災害時のデマを見抜く4つのチェックポイント
災害時のデマは、善意から広がることもあれば、悪意を持って流されることもあります。どのような意図で発信された情報であっても、冷静に判断することが重要です。
1. 情報源は「公的機関」か?
最も信頼できるのは、公的機関や大手メディアが発信する情報です。
例: 気象庁、自治体、警察、消防、主要な新聞社やテレビ局など。
これらの機関は、事実に基づいた正確な情報を発信しています。日頃から公式アカウントをフォローしておくと、いざという時に素早く正しい情報にアクセスできます。一方、個人の投稿は、どんなに親しい人からでも、二次情報である可能性を疑い、ファクトチェックを行うことが大切です。
2. 感情的な言葉に惑わされないか?
「拡散注意」「早く知らせて!」といった感情に訴えかけるような表現や、「○○が大変なことになっている!」といった過度な煽り文句が含まれる投稿には要注意です。
このような表現は、受け手の冷静な判断を鈍らせ、思考停止のまま誤情報を拡散させてしまう原因になります。一度立ち止まり、その情報が本当に信頼できるものなのかを考えましょう。
3. 「いつ」「どこで」の情報か?
災害が起きて時間が経つと、状況は刻一刻と変化します。「〇〇駅で火災が!」という情報が、数時間前の出来事だった…というケースも少なくありません。
投稿された日時や場所をしっかり確認し、現在の状況に当てはまる情報なのかを判断しましょう。
4. 写真や動画は加工されていないか?
フェイクニュースでは、古い写真や全く関係のない場所の写真を、あたかも災害現場のように見せかけている場合があります。
画像の真偽をファクトチェックツールで確認したり、過去に同じ画像が使われていないか検索してみたりするのも有効です。
まとめ:日頃からの備えが、いざという時を救う
災害時のデマに惑わされないためには、いざという時だけでなく、日頃から正しいSNS リテラシーを身につけておくことが大切です。
今日からできることとして、信頼できる情報源を把握し、感情に流されずに冷静に情報を判断する習慣をつけましょう。
もし、不確かな情報を見つけても、安易に拡散しないことが重要です。一人ひとりが慎重な行動をとることで、デマによる二次的な被害を防ぐことができます。