大切なテレビが地震で倒れたら…?テレビの固定方法と選び方ガイド
リビングにある大きなテレビ。家族が集まる場所だからこそ、万が一の地震で倒れてしまったら…と不安に感じませんか?
テレビの転倒防止は、ご自宅の地震対策において非常に重要です。テレビの破損はもちろん、倒れたテレビが人に当たってしまえば、大事故につながる可能性もあります。
今回は、テレビの固定方法とその選び方について、初心者の方でもわかるように詳しく解説します。大切なテレビとご家族の安全を守るために、ぜひ参考にしてください。
テレビの転倒防止対策が重要な理由
地震によるテレビの転倒は、誰にでも起こりうる身近なリスクです。特に、薄型で軽量化された液晶テレビは、重心が高く、ちょっとした揺れでも倒れやすくなっています。
法律で義務化されているわけではありませんが、災害時における二次被害を防ぐためにも、テレビの固定は強く推奨されています。
【目的別】テレビの固定方法と選び方
テレビを固定する方法は、ご自宅の環境や予算、見た目の好みなどによって様々です。
1. 固定ベルト・固定ロープ
メリット: 比較的安価で、ホームセンターや100均でも手に入り、取り付けが簡単です。テレビ台とセットで固定でき、横揺れにもある程度の効果があります。
デメリット: ベルトが目立ち、見た目が気になる場合があります。
選び方のポイント: テレビの重さに耐えられる耐荷重のものを選びましょう。また、テレビ背面のネジ穴を使うタイプと、粘着タイプがあるので、設置場所に合わせて選びます。
2. ジェルマット・粘着マット
メリット: テレビの底面に敷くだけなので、壁やテレビ台に穴を開けないで固定できます。賃貸住宅でも安心して使え、目立ちません。
デメリット: 縦揺れには効果がありますが、横揺れには弱い場合があるため、他の方法と併用するのがおすすめです。ホコリが付くと粘着力が落ちてしまいます。
選び方のポイント: テレビの重さに見合った耐荷重のものを選び、定期的にホコリを取り除くようにしましょう。
3. テレビスタンド・テレビボード一体型
メリット: スタイリッシュなデザインが多く、お部屋のインテリアとしても優れています。安定感があり、配線もスッキリと隠せます。
デメリット: ある程度のスペースを必要とし、費用もかかります。
選び方のポイント: ご自宅のテレビのサイズや重さ、デザイン性を考慮して選びましょう。
4. 壁掛け
メリット: 最も安定感がある方法です。テレビが床に設置されないため、省スペースで、掃除もしやすくなります。
大型テレビを固定する際も安心です。
デメリット: 壁に穴を開ける工事が必要で、賃貸住宅では難しい場合がほとんどです。壁の強度も確認する必要があります。
選び方のポイント: 設置したい壁の材質や強度を事前に確認し、専門の業者に相談しましょう。
【実践】自分でできる!テレビ固定の手順
ここでは、固定ベルトを使った簡単な固定方法をご紹介します。
テレビ背面のネジ穴の位置を確認します。
ネジ穴にベルトの片側を取り付けます。
もう一方のベルトをテレビ台や壁に取り付けます。
ベルトの長さを調整し、テレビが前に倒れないようにしっかりと固定します。
まとめ
テレビの固定は、万が一の事態に備えるための大切な準備です。地震はいつ起こるかわかりません。
今回ご紹介した様々な固定方法の中から、ご自宅の環境に合った対策を選んでみてください。ほんの少しの手間で、ご家族の安全を守ることができます。ぜひこの記事を参考に、ご自宅のテレビの安全対策を見直してみてください。