地震で照明が落ちてきたら…?照明器具の落下防止対策と今すぐできること
もしも地震が起きたとき、頭上にある照明器具が落ちてきたら…?
想像しただけでも怖いですよね。照明器具の落下は、怪我や家具の破損といった大きな被害につながる可能性があります。
この記事では、照明器具が落ちる主な原因から、タイプ別の対策、そして誰でも今すぐできる簡単なチェックリストまで、照明の落下防止について詳しく解説します。大切な家族や財産を守るために、ぜひ参考にしてください。
なぜ照明器具は落ちるのか?主な原因を解説
照明器具が落下する原因は、主に以下の3つが考えられます。
経年劣化: 毎日使っている照明器具は、設置部のプラスチックや金属が劣化していきます。気づかないうちにひび割れや変形が起こり、強い揺れに耐えられなくなることがあります。
設置ミス: 取り付けが斜めになっている、しっかり固定されていないなど、初期の設置ミスが原因で、照明がぐらつき、落下につながることがあります。
地震による強い揺れ: 地震の揺れは予測できません。普段は問題なくても、想定外の揺れに耐えきれず、落下してしまうことがあります。
【種類別】照明器具の落下防止対策
ご自宅にある照明器具の種類に合わせて、適切な対策を行いましょう。
シーリングライト・シーリングファン
天井に直接取り付けるシーリングライトやシーリングファンは、特に落下防止が重要です。
引掛シーリングの確認: 照明を外してみて、天井の引掛シーリングにひび割れやぐらつきがないか確認しましょう。
落下防止ワイヤー: 多くのシーリングライトには、落下防止のためのワイヤーやチェーンが付属しています。これは単なるおまけではなく、万が一のときに本体を支える重要なものです。取り付け説明書を再度確認し、必ず設置しましょう。
ペンダントライト
チェーンやコードで吊り下げるタイプのペンダントライトは、コードの補強が有効です。
補強の仕方: 天井の引掛シーリングだけでなく、コードやチェーンをフックやクリップで天井に沿って固定することで、万が一の落下時に衝撃を和らげることができます。
軽量化: 可能であれば、ガラスや金属製の重いものよりも、軽い素材の照明器具に替えるのも一つの手です。
その他の照明器具
ダウンライトやスポットライトなど、天井に埋め込まれている照明器具は、専門業者による定期的な点検が安心です。自分で勝手に分解したり、修理したりするのはやめましょう。
自分でできる!今すぐできる簡単なチェックリスト
専門的な対策は難しくても、今すぐできる簡単なチェックで、安全性を高めることができます。
照明にぐらつきがないか確認する: 手で照明を軽くゆすってみて、ぐらぐらしないか確認します。
引掛シーリングにひび割れや変形がないか確認する: 照明を一度外し、引掛シーリングに異常がないか目視で確認します。
落下防止ワイヤーが取り付けられているか確認する: ワイヤーや紐がきちんと設置されているか、取り付け部が緩んでいないか確認しましょう。
まとめ
照明器具の落下防止対策は、「もしもの時」にあなたの命や大切な財産を守る重要な行動です。
この記事を参考に、ご自宅の照明器具の安全対策を見直してみてください。賃貸住宅にお住まいの方でも、100均のアイテムや粘着タイプの金具などで、できることから対策を始めることができます。
今日からできる少しの工夫で、安心できる住まいを手に入れましょう。