命を守る【災害時SNS活用マニュアル】安否確認からデマの見分け方まで
大きな地震や台風、豪雨などの災害が起きたとき、電話が繋がりにくくなった経験はありませんか?
そんなとき、私たちの命を守る大切なツールとなるのが「SNS」です。特にTwitterは、リアルタイムな情報が飛び交うため、災害時に非常に役立ちます。しかし、使い方を間違えると、デマに惑わされたり、混乱を招いたりする危険もあります。
この記事では、災害時に役立つSNSの正しい使い方を、「安否確認」「情報収集」「情報発信」の3つのステップに分けて、わかりやすく解説します。
ステップ1:安否確認をスムーズに行う
災害時、家族や大切な人の安否を確認することは最優先事項です。電話が繋がりにくい状況でも、SNSは有効な連絡手段となります。
Facebook安否確認ツール: Facebookには、災害時に自分の安否を知らせる機能があります。自分が安全な場所にいることをワンタップで知らせることができ、家族や友人が安否を確認できます。
ハッシュタグを活用: 「#安否確認」「#生存報告」といったハッシュタグを付けて投稿することで、多くの人に自分の状況を知らせることができます。
災害用伝言ダイヤルも忘れずに: 災害用伝言ダイヤル(171)や各種サービスも併用し、多様な方法で連絡を取り合う準備をしておきましょう。
ステップ2:正しい災害情報を収集する
テレビやラジオの情報だけでなく、SNSも重要な災害情報 収集源となります。しかし、玉石混交の情報の中から、正しいものを見分けることが重要です。
公的機関のアカウントをフォロー: 気象庁や自治体、警察、消防などの公的機関は、正確で信頼性の高い情報を発信しています。日頃から公式アカウントをフォローしておきましょう。
大手メディアのアカウントもチェック: 新聞社やテレビ局などの大手メディアも、災害時には最新情報を随時発信しています。
デマの見分け方: 災害時には、悪意のあるデマや不確かな情報が拡散されることがあります。
情報源を確認: 誰が発信した情報か?公式アカウントか?
複数の情報源と照合: 複数の情報源で同じ情報が発信されているか?
感情的な表現に注意: 「拡散希望!」といった感情に訴えかける投稿は、一度立ち止まって考えましょう。
ステップ3:情報を発信する際の注意点
自分が発信する情報が、誰かの命を救うこともあれば、混乱を招くこともあります。責任ある行動を心がけましょう。
正確な情報を発信: 不確かな情報や未確認の噂は投稿しないようにしましょう。
位置情報の共有に注意: 避難所や救助が必要な場所など、助けを求める際は位置情報を共有することが有効です。しかし、個人宅の情報などは安易に公開しないように注意しましょう。
「○○に助けを!」は具体的に: 「〇〇駅から〇〇メートル先のビル」のように、具体的な場所や状況を付け加えることで、救助活動がスムーズに進みます。
まとめ:日頃からの準備が命を救う
災害時におけるSNSの活用は、私たちの命綱となり得ます。
しかし、いざという時に慌てないためには、日頃からの準備が不可欠です。
今日からできることとして、信頼できるアカウントをフォローしたり、災害時の連絡方法について家族と話し合ったりすることをおすすめします。
正しい知識を持ってSNSを使いこなせば、きっとあなた自身や大切な人の命を守る力になります。