災害時にデマに惑わされないために!知っておきたい3つの対策
地震や豪雨、台風などの災害が発生したとき、私たちは一刻も早く正確な情報を知りたいと思いますよね。しかし、そんな混乱に乗じて、根拠のないデマや誤った情報がSNSなどを通じてあっという間に拡散されてしまうことがあります。
「〇〇が危険」「〇〇が不足する」といったデマを信じて行動してしまうと、パニックを引き起こしたり、本当に必要な情報が見えにくくなったりと、様々なリスクを招く可能性があります。
この記事では、災害時にデマに惑わされず、冷静に行動するために、私たちができる対策を3つご紹介します。
1. 情報源を確認する
災害時のデマの多くは、誰が発信しているか分からない、不確かな情報源から広まります。まずは、その情報がどこから来ているのかを冷静に確認しましょう。
公的機関や信頼できるメディアをチェックする:
気象庁や自治体の公式アカウント: 災害に関する一次情報は、気象庁や地方自治体が発信しています。公式サイトや公式SNSアカウントをフォローしておきましょう。
テレビ、ラジオ: 災害時はテレビやラジオのニュースが最も確実で迅速な情報源です。電源を確保できるよう、モバイルバッテリーなども用意しておきましょう。
大手新聞社や通信社の公式アカウント: 信頼性の高いメディアの情報を確認しましょう。
SNSの情報を鵜呑みにしない:
「〇〇らしい」「友達から聞いた話」といった曖昧な表現: 多くのデマは、**「らしい」「という話がある」**といった曖昧な表現で始まります。こうした情報を見かけたら、安易に信じず、自分で情報源を確かめるようにしましょう。
古い情報に注意: 過去の災害時の写真や動画が、あたかも今起きたことのように拡散されることがあります。投稿日時を必ず確認しましょう。
2. 拡散する前に一度立ち止まる
自分が受け取った情報を、良かれと思ってシェアすることが、デマの拡散に繋がってしまうことがあります。情報を受け取ったら、まずは**「本当に正しい情報なのか?」**と一度立ち止まって考えてみましょう。
「いいね」や「リツイート」を安易にしない:
「多くの人がシェアしているから正しいに違いない」と思ってしまいがちですが、災害時のデマは驚くほどの速さで広まります。まずは自分で確認する癖をつけましょう。
冷静な判断を心がける:
人の不安を煽るような、過度に感情的な表現が使われていないか?
非常識に思えるような情報ではないか?
このようなポイントに注目することで、デマを見抜くことができます。
3. 日頃から備えておく
災害が発生してから情報を集めるのではなく、日頃から準備しておくことが、デマに惑わされないための最も重要な対策です。
信頼できる情報源を把握する:
普段から、お住まいの地域の自治体の防災情報ページや、気象庁のホームページをチェックしておきましょう。
非常用通信手段を確保する:
スマートフォンだけでなく、携帯ラジオやモバイルバッテリーを準備しておきましょう。停電時でも情報を得ることができます。
家族や大切な人との連絡手段を決めておく:
安否確認の方法を事前に話し合っておくことで、連絡が取れないことによる不安やパニックを防ぐことができます。
まとめ
災害時は、誰もが不安な気持ちになります。だからこそ、不確かな情報に惑わされず、冷静な判断をすることが、自分と大切な人を守ることに繋がります。
今回ご紹介した3つの対策を、ぜひ日頃から意識してみてください。