地震発生時の行動マニュアル:いざという時に身を守るための行動ガイド
「地震が起きたら、まずどうすればいいの?」
「大きな揺れに備えて、何を準備しておけばいいんだろう?」
日本に住む私たちにとって、地震はいつどこで起こってもおかしくない災害です。日頃から「もしも」の時のことを考えておくことが、命を守る上で非常に重要になります。
しかし、いざ揺れが始まったら、頭が真っ白になってパニックになってしまうかもしれません。
この記事では、地震発生時にあなたの命を守るための行動マニュアルを、場所別に分かりやすく解説します。また、日頃からできる備えについてもご紹介しますので、ぜひ家族みんなで確認しておきましょう。
1. 揺れが起きたら!まず取るべき3つの行動
震度にかかわらず、まずはこの3つの行動を最優先してください。
机やテーブルの下に隠れる:
頭や体を守るために、頑丈な机やテーブルの下に身を隠しましょう。近くにない場合は、クッションや座布団などで頭を守ってください。
火の始末は揺れが収まってから:
揺れている最中に火を消そうとすると、転倒したり、逆に火を広げてしまう危険があります。揺れが収まってから、「火の元、ガスの元」を確認し、安全に火を消しましょう。
窓やガラスから離れる:
ガラスが割れて飛散する危険があります。窓やカーテンからは離れて、身の安全を確保してください。
2. 【場所別】地震発生時の行動マニュアル
あなたがどこにいるかで、取るべき行動は少し変わってきます。
【自宅にいる場合】
リビング・ダイニング:
机の下に隠れ、家具が倒れてこないか確認しましょう。
キッチン:
火を使っている場合は、揺れが収まってからガスの元栓を閉めます。高い棚から物が落ちてくる可能性があるので、調理器具や食器から離れましょう。
寝室:
枕や布団で頭を覆い、身を守りましょう。
【外出している場合】
デパートや商業施設:
係員の指示に従い、落ち着いて行動しましょう。頭をカバンなどで守り、落下物から身を守ってください。
電車やバスの中:
つり革や手すりにしっかりとつかまり、転倒しないように注意します。荷物が滑り落ちる可能性があるので、手荷物にも注意が必要です。
屋外:
ビルの倒壊や看板の落下、ガラスの飛散に注意が必要です。頭をカバンや腕で守り、広い公園や広場など、安全な場所に避難しましょう。
3. 日頃からできる3つの備え
いざという時に慌てないために、日頃からの備えも大切です。
家具の転倒防止対策:
タンスや冷蔵庫、食器棚などは、壁に固定するなどの転倒防止対策をしておきましょう。
非常用持ち出し袋の準備:
水、食料、懐中電灯、携帯ラジオ、応急処置セットなど、災害時に必要なものを一つの袋にまとめておきましょう。
家族との連絡方法の確認:
災害時に家族と連絡が取れないことを想定し、安否確認の方法や集合場所を決めておきましょう。
まとめ:知識と備えが、命を守る力になる
地震は、いつか必ずやってきます。
「大丈夫だろう」と過信せず、今回ご紹介したマニュアルを参考に、ご自身とご家族の安全を守るための準備を始めてみませんか?
いざという時に、冷静な判断と行動ができるように、日頃から意識しておくことが大切です。