地震発生時の行動マニュアル|電車やバスに乗車中の行動
「もし電車やバスに乗っている時に大きな地震が来たら、どうすればいいの?」
普段、通勤や通学で電車やバスを利用している方は多いですよね。建物の中にいる時と違い、乗り物に乗っている時に地震に遭遇すると、どう行動すれば良いのか分からず不安になるかもしれません。
今回は、地震発生時に電車やバスに乗車中の正しい行動マニュアルをご紹介します。
地震発生時の基本行動:まずは「身を守る」
電車やバスが走行中に地震に遭った場合、まず第一に考えるべきことは、**「自分の身を守る」**ことです。
立っている場合:
転倒しないように、手すりやつり革にしっかりとつかまりましょう。
周囲の人と協力して、体を支え合いましょう。
窓ガラスの破損による怪我を防ぐため、窓から少し離れるようにしましょう。
座っている場合:
座席の下に隠れることはできませんが、カバンなどで頭を保護しましょう。
シートにしっかりと背中をつけ、体を安定させましょう。
【ポイント】
慌てて出口に向かって走ったり、非常ボタンを押したりしないこと。走行中の車両は非常に危険です。
車両が停車した後の行動
揺れが収まり、車両が停車した後の行動も重要です。
1. 車掌や乗務員の指示に従う
勝手に車両から降りない:
線路上は、電気が流れていたり、他の車両が通過する危険があります。
バスの場合も、道路のひび割れや、電柱の倒壊など、危険な場所かもしれません。
正確な情報を待つ:
車掌や乗務員は、状況を把握し、適切な避難誘導を行います。
指示があるまで、座席で待機し、冷静に行動しましょう。
2. 非常事態に備える
非常用持ち出し袋の確認:
もし非常用持ち出し袋を持っていれば、必要なものを取り出しやすい場所に置いておきましょう。
周囲の状況を確認:
周囲に怪我をしている人がいないか、落ち着いて確認しましょう。
まとめ:冷静な判断が命を守る
地震発生時に電車やバスに乗っていると、どうしてもパニックになりがちです。しかし、冷静な判断が身の安全を守るために最も重要です。
走行中は、手すりにつかまるなどして身を守る。
停車後は、車掌や乗務員の指示に従う。
勝手に車両から降りない。
これらの行動マニュアルを覚えておけば、万が一の時にも落ち着いて行動できるはずです。日頃から、自分が乗っている乗り物の非常口の場所などを確認しておくことも大切ですね。