津波警報が出た時、命を守るための行動ガイド
「テレビから『津波警報!』という声が聞こえたら、どうすればいいの?」
「津波って、どれくらいのスピードで来るんだろう?」
そう感じたことはありませんか?地震の後に発令される津波警報は、私たちの命に関わる非常に重要な情報です。いざという時に、冷静かつ迅速に行動できるように、正しい知識を身につけておくことが大切です。
この記事では、津波警報が出た時に、あなたと大切な家族の命を守るための行動を、分かりやすく解説します。
1. 「津波警報」が出たら、迷わず「すぐに」逃げる!
津波警報は、大きな揺れを感じた時、あるいはテレビやラジオ、スマホの緊急速報で発表されます。これを聞いたら、何よりもまず「すぐに逃げる」ことが最優先です。
時間がないことを理解する: 津波は、想像をはるかに超えるスピードでやってきます。走って逃げても、時速30km(自転車並み)以上で迫ってくる津波から逃げ切るのは困難です。
避難指示を待たない: 「避難指示が出てから逃げよう」と考えてはいけません。津波警報自体が、すでに「いますぐ逃げなさい」という強いメッセージです。
車での避難はしない: 渋滞に巻き込まれ、逃げ遅れる可能性が高いため、車での避難は原則としてやめましょう。
2. どこへ、どうやって逃げる?
津波警報が出た時に、どこへ、どうやって避難するべきか、事前に決めておくことが重要です。
どこへ逃げる?
できるだけ高く、遠くへ:
津波は海から離れるほど、標高が高くなる場所へ向かって逃げます。お住まいの地域に指定されている津波避難ビルや、高台、標高の高い建物に逃げましょう。
津波避難ビル:
事前に、お住まいの地域の津波避難ビルや避難場所を確認しておきましょう。
どうやって逃げる?
徒歩で避難:
基本的には、徒歩で避難します。避難する際は、荷物は最小限にしましょう。
高い場所へ:
もし周囲に高台や津波避難ビルがない場合は、鉄筋コンクリート造りの頑丈な建物の3階以上へ避難しましょう。
3. 日頃からできる備え
いざという時に慌てないために、日頃からの備えが何よりも大切です。
ハザードマップを確認する:
お住まいの地域が津波の危険区域かどうか、自治体のハザードマップで確認しましょう。
避難ルートの確認:
家族で一緒に、自宅から避難場所までのルートを実際に歩いて確認してみましょう。複数のルートを考えておくと安心です。
避難グッズの準備:
水や食料、懐中電灯、携帯ラジオなど、最低限必要なものをリュックにまとめておきましょう。
まとめ:命を守るために「すぐ逃げる」
津波警報が出た時の行動で、最も大切なのは「すぐに、高台へ逃げる」ことです。
津波警報が出たら、避難指示を待たずにすぐに行動する
車での避難は避け、徒歩でできるだけ高く、遠くへ逃げる
日頃からハザードマップや避難ルートを確認し、備えをしておく
この3つのポイントを覚えておくだけで、いざという時に冷静な判断ができ、あなたと大切な人の命を守ることができます。