災害時のWi-Fiスポット|停電・通信障害でも使える安心のネット確保ガイド
地震や台風などの災害時、もっとも困るのが 「スマホがつながらない」 という状況。
連絡が取れない・情報が得られない・安否確認ができない…
そんな不安を減らすために知っておきたいのが “災害時に誰でも使えるWi-Fiスポット” の存在です。
この記事では、災害時でも利用できる無料Wi-Fiや、公的機関が提供するネット環境、接続方法のポイントをわかりやすく解説します。
1. 災害時に使える“無料Wi-Fi”の種類
災害が起きると、携帯キャリアや自治体が 緊急開放するWi-Fi があります。
知っておくだけで、いざという時の安心感が段違いです。
① 00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)
災害時に最もよく使われる無料Wi-Fi。
携帯キャリア(ドコモ/au/ソフトバンクなど)が、大規模災害発生時に無条件で開放します。
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誰でもパスワードなしで接続可能
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スマホやPCなどすべての端末から利用できる
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公共施設・避難所・駅・商業施設で開放される場合が多い
【注意】暗号化されていないため、個人情報の入力は避けることが重要です。
② 自治体が提供する災害用Wi-Fi
市区町村が、避難所や公共施設に設置しているWi-Fiを災害時に開放するケースがあります。
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ネットワーク名(SSID)は自治体ごとに異なる
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接続パスワードが掲示される場合もある
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地域の広報メールや防災アプリで情報が配信されることが多い
普段使わない施設でも、災害時だけ開放されることがあるため、地域の防災マップは必ずチェックしておきましょう。
③ コンビニ・カフェなどの無料Wi-Fi
店舗のWi-Fiが災害時に開放されることもあります。
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コンビニ(セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート)
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カフェ(チェーン店)
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ショッピングモール
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ファストフード店
※店舗の電源が確保されているか、停電時でも営業しているかは状況によって変わります。
2. 災害時に“Wi-Fiスポット”が必要な理由
① スマホの電波がつながらないことがある
災害発生直後は、
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通信回線の混雑
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基地局の停電
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機材の故障
などで、キャリア回線が使えなくなる場合があります。
② 正確な情報収集ができなくなる
SNSやニュース、災害情報アプリを使えないのは大きなリスク。
Wi-Fiスポットを使えると必要な情報にすぐアクセスできます。
③ 家族との連絡が取れない不安を解消
災害時の連絡は
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LINE
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メール
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防災アプリの安否確認
などネット接続が必須。
Wi-Fiの存在は身を守るためにも欠かせません。
3. 災害時にWi-Fiスポットへ安全に接続するポイント
① “暗号化なし”のWi-Fiでは個人情報を入力しない
パスワードなしで利用できるWi-Fiは便利ですが、情報が盗まれる可能性があります。
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ネットバンキング
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クレジットカード入力
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ID・パスワード入力
は避けましょう。
② HTTPS接続のサイトを使う
URLが「https」で始まるサイトは暗号化されています。
閲覧だけなら比較的安全です。
③ 接続スポットの公式情報を確認
自治体・店舗・携帯キャリアの公式アナウンスをチェックしましょう。
SNSや不確かな情報に頼るのは危険です。
4. 災害時のWi-Fiをより確実に使うための準備
① 住んでいる地域の“防災マップ”をチェック
避難所にWi-Fiがあるか記載されていることがあります。
② モバイルバッテリーを必ず備えておく
Wi-Fiがあっても、スマホの電池がなければ使えません。
③ オフラインで使える防災アプリを入れておく
マップ・災害情報を事前にダウンロードしておくと安心です。
5. Wi-Fiが使えない時の通信代替手段
Wi-Fiスポットに行けない場合は、以下が役立ちます。
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データ通信の節約モードを使う
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SNSの文字のみモードを活用
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災害伝言板サービスを利用
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Bluetoothテザリングで消費を抑える
少ない通信量でも必要な情報を得やすくなります。
まとめ|災害時のWi-Fiスポットを知れば“つながる安心”が手に入る
災害時にスマホがつながらなくなる状況は、誰にでも起こり得ます。
だからこそ、
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00000JAPANの存在を知っておく
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自治体のWi-Fi開放情報を把握しておく
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コンビニや公共施設のWi-Fiを確認しておく
この3つを押さえておくだけで、非常時の不安は大幅に軽くなります。
家族とスムーズに連絡を取るためにも、日頃から地域のWi-Fi環境をチェックしておきましょう。