🚗事故車でも諦めない!下取りと買取のメリット・デメリットと高額売却のコツ
事故車(修復歴のある車)を手放すことになったとき、「下取りに出せるのか」「価格はつくのか」と不安になりますよね。結論から言えば、事故車でも下取りや買取は可能ですが、通常の車とは査定の仕組みや価格が大きく異なります。
ここでは、事故車をディーラーの下取りに出す場合の注意点と、専門業者への買取が有利になる理由、そして損をしないための具体的な方法を詳しく解説します。
1. 事故車を下取りに出す場合のメリットとデメリット
「下取り」は、新しい車を購入するディーラーに古い車を引き取ってもらう方法です。手続きが簡単なのが魅力ですが、事故車の場合は特に価格面で不利になる可能性があります。
👍 下取りのメリット
手続きが楽:新車購入と古い車の処分の窓口が一つで済むため、手間と時間が大幅に削減されます。
購入費用との相殺:下取り額を新しい車の購入費用に充当できるため、資金移動の手間がありません。
👎 下取りのデメリット
査定額が低い傾向:ディーラーは再販ルートが限られているため、事故車や修復歴車の査定は非常に厳しく、買取専門業者よりも価格が低くなりがちです。
価格がつかないリスク:損傷が激しい場合(自走不能、骨格部分の損傷=修復歴がある場合)は、下取り価格が0円になるか、逆に廃車費用を請求される可能性があります。
値引き交渉が困難に:下取り額と新車の値引き額が合算されて提示されることが多く、個別の価格が分かりにくく、交渉が難しくなることがあります。
2. 事故車を高く売るなら**「買取」**を検討すべき理由
事故車や修復歴車を少しでも高値で手放したい場合は、専門の買取業者を利用することが最適な選択肢となります。
専門業者の強み:販路の広さ
事故車買取専門業者や廃車買取業者は、国内だけでなく、海外の中古車市場や部品としての再利用ルート(リサイクル、パーツ販売)を多数持っています。
未修理でもOK:修理せずにそのままの状態で査定に出しても、部品や鉄資源としての価値を最大限に評価してくれます。
廃車費用が無料に:価格がつかないような大破車や不動車でも、0円以上の買取を保証したり、レッカー代や廃車手続きの費用を無料で代行してくれる業者が多いです。
⚖️ 修復歴と修理歴の違いが査定を分ける
査定で最も重要視されるのが、車の骨格(フレーム、車体本体)に損傷があったかを示す「修復歴」の有無です。
| 履歴 | 損傷箇所 | 査定への影響 |
| 修理歴 | バンパー、ドア、フェンダーなど骨格以外の部品 | 比較的軽微な減額で済むことが多い。 |
| 修復歴 | フレーム、ピラーなど車の骨格に損傷があり、修理した履歴 | 安全性や耐久性への懸念から、査定額が大幅に下がるか、価格がつかない可能性が高い。 |
3. 事故車を高額で売却するための具体的なコツ
① 修理せずに査定に出す
自分で修理に出してしまうと、その修理費用が買取価格を上回ってしまい、結果的に損をするケースが非常に多いです。買取業者は安価な自社または提携の工場を持っているため、未修理の状態で査定に出すのが賢明です。
② 専門の買取業者を複数比較する
ディーラーの下取りや一般の中古車買取店では、事故車を正当に評価できないことが多いため、事故車や廃車の買取に特化した専門業者を複数(2〜3社以上)比較しましょう。
複数の査定を受けることで、適正な相場(買取相場は市場価格の50〜60%程度が目安)を把握でき、価格交渉を有利に進められます。
一括査定サイトを利用すれば、手間をかけずに複数の専門業者から見積もりを取得できます。
③ 事故の状況を正確に伝える
事故歴や修復歴は、査定時に隠すことはできません。正直に申告しないと、契約後にトラブル(減額や契約解除)の原因になります。
損傷箇所、修理内容(修理歴の有無)、自走の可否など、状況を正確に伝えましょう。
🌟まとめ:事故車を手放すなら専門買取業者の比較が鍵
事故車の下取り価格は非常に厳しいため、新しい車を購入する予定があっても、まずは事故車・廃車買取専門の業者に査定を依頼し、価格を比較するのが最も賢い方法です。
手間を惜しまず****複数の見積もりを取ることで、愛車の価値を最大限に引き出し、損をすることなく売却を実現しましょう!