【結婚式の受付マナー】ご祝儀の渡し方からスマートな振る舞いまで完全解説
「結婚式の受付って、何て言えばいいの?」「ご祝儀袋の向きってあるんだっけ…?」「スマートに済ませて、早く新郎新婦を祝福したい!」
結婚式にお呼ばれした際、会場に到着して最初に向かうのが「受付」ですよね。たった数分のことですが、新郎新婦の友人が務めることが多い受付では、スマートに振る舞って、新郎新婦の大切なゲストとして良い印象を与えたいものです。
でも、意外と知られていない細かいマナーや、つい忘れがちなポイントも多いもの。
今回は、結婚式の受付で「これで完璧!」と言える、ご祝儀の渡し方から、スマートな立ち居振る舞いまでを徹底的に解説していきます!これを読めば、あなたはもう受付で迷うことはありません。自信を持って、晴れやかな笑顔でお祝いの気持ちを伝えられますよ!
結婚式の受付、なぜ大切なの?
受付は、新郎新婦に代わってゲストをお迎えする大切な役割を担っています。ここでスムーズに、そして気持ちよく受付を済ませられるかどうかで、ゲストの結婚式全体の印象も変わってきます。
受付でのスマートな振る舞いは、新郎新婦への配慮と感謝の気持ちの表れでもあるんです。
受付に行く前に最終チェック!忘れ物はない?
受付に向かう前に、以下のものを必ず最終チェックしましょう。
ご祝儀(袱紗に包んであるか)
招待状(必要であれば)
貴重品
返信用はがき(メッセージを記入済みか)
クロークに預ける荷物
特に、ご祝儀は必ず**袱紗(ふくさ)**に包んで持参するのがマナーです。バッグの中にそのまま入れたり、むき出しで持っていくのはNGですよ!
いざ受付へ!ご祝儀の渡し方とスマートな振る舞い
それでは、具体的な受付での流れと、それぞれの場面でのマナーを見ていきましょう。
1. 受付に並ぶ時・順番が来た時
列に並ぶ: 受付には、新郎側・新婦側と分かれていることが多いです。招待状に記載されている指定の受付、またはご自身がどちらのゲストかを確認して列に並びましょう。
手荷物はコンパクトに: 順番が来たら、受付台の前でモタモタしないように、渡すもの(ご祝儀、招待状など)はすぐに取り出せるように準備しておきましょう。大きな手荷物は邪魔になるので、足元に一時的に置くなど配慮を。
2. 受付での挨拶は「簡潔に、笑顔で!」
自分の番が来たら、受付の人へまずは笑顔で挨拶をしましょう。
名前を名乗る:
「本日はおめでとうございます。〇〇(氏名)です。新婦の△△さん(または新郎の◇◇さん)の友人です。」
ポイント: 受付の人はたくさんのゲストを迎えるので、**「誰のゲストなのか」と「自分の氏名」**をはっきり伝えるのがスマートです。旧姓で招待されている場合は、旧姓も伝えましょう。
お祝いの言葉:
「ご結婚おめでとうございます。」
「本日は誠におめでとうございます。」
シンプルで心からの言葉が一番です。
3. ご祝儀を渡す時の「美しい作法」
ご祝儀の渡し方は、新郎新婦への敬意を示す大切なポイントです。
袱紗から取り出す: 渡す直前に袱紗からご祝儀袋を取り出します。袱紗は、畳んでご祝儀の下に敷くように持つと丁寧です。
表書きは相手に向けて: ご祝儀袋の表書き(「壽」や「御祝」と書かれた面)が、受付の人から読める向きになるように、両手で渡します。
添える一言:
「ささやかではございますが、心ばかりのお祝いです。」
「つまらないものですが、お納めください。」
謙遜の言葉を添えるのが和のマナーです。
4. 芳名帳の記入は「丁寧に、美しく」
ご祝儀を渡した後、芳名帳(ほうめいちょう)への記帳を求められます。
氏名と住所を記入: フルネームで丁寧に楷書で記入しましょう。住所も番地まで正確に書きます。
招待状に返信用はがきがあった場合: 返信用はがきで出欠連絡済みの場合は、そのはがきを提出するだけで記帳は不要なことが多いです。事前に確認しておきましょう。
5. 受付でのその他の対応
席次表の受け取り: 芳名帳の記帳が終わったら、席次表(座席表)やその他案内などを受け取ります。
クロークの利用: 受付とクロークが隣接していることが多いです。大きな荷物やコートなどは、クロークに預けましょう。受付で荷物が多くてモタモタしないよう、先に預けてから受付へ向かうのもアリです。
質問は簡潔に: もし何か質問があれば、簡潔に済ませましょう。受付は混み合うことが多いので、長々と話し込むのは避けましょう。
知っておくと役立つ!ご祝儀袋の基本マナー
当日焦らないためにも、ご祝儀袋の基本マナーも確認しておきましょう。
1. お札の向きと入れ方
お札の向き: 全てのお札の肖像画が、ご祝儀袋の表側(寿と書かれた側)を向くように揃えて入れます。
お札の枚数: 「割り切れる数字」は「縁が切れる」ことを連想させるため、偶数枚は避けるのが一般的です。(ただし、2万円は「夫婦」と見なされるためOKとされています。最近は3万円、5万円が多いです。)
新札を用意: 新郎新婦の新しい門出を祝うため、必ず新札を用意しましょう。銀行の窓口で両替してもらえます。
2. 中袋の書き方
表面: 中央に包んだ金額を、漢数字の旧字体で書きます。(例:壱萬圓、参萬圓、伍萬圓など)
裏面: 左下に住所と氏名を記入します。
3. 袱紗の包み方・色・選び方
包み方: ご祝儀袋の裏書き(氏名が書かれた面)が、袱紗の右側に来るように置き、左→上→下→右の順に包みます。最後に右端を裏に折り込めば完成です。慶事なので、右開きになるように包むのが正解です。(弔事は逆です)
色:
慶事では、赤、紫、金、暖色系を選びましょう。
紫は慶弔どちらにも使える便利な色なので、一つ持っておくと重宝します。
素材: 光沢感のある上品な素材を選びましょう。
まとめ:最高の笑顔とスマートなマナーで、お祝いの気持ちを伝えよう!
今回は、結婚式の受付でのご祝儀の渡し方から、スマートな振る舞い、そしてご祝儀袋の基本マナーまで、徹底的に解説しました。
ご祝儀は必ず袱紗に包む!
受付では笑顔で氏名をはっきり名乗る!
ご祝儀袋の表書きは相手に向けて、両手で渡す!
芳名帳は丁寧に記入し、新札を用意する!
受付での数分間は、新郎新婦との最初の「顔合わせ」でもあります。このガイドを参考に、マヌキをきちんと守り、自信を持ってスマートに振る舞うことで、きっとあなたの心からのお祝いの気持ちが伝わるはずです。
最高の笑顔で、新郎新婦の晴れの日を祝福してあげてくださいね!